フォルトファインダープロ導入事例 株式会社武田コーポレーション

外国語パッケージの校正時間を約30%削減。デジタル校正ツールの導入で目視確認による精神的な負担からも解放

株式会社武田コーポレーション様は、商品企画から海外生産・卸販売までを担う輸入商社です。年間のべ8,000アイテムを手がける豊富な経験と実績を培っています。今回は、自社開発商品のパッケージや説明書の校正を効率化するために、文字検版支援ソフトウェア「フォルトファインダープロ」を導入し、あわせてオプション「AIOCR」を採用されました。導入の経緯や効果について、商品部デザイン課と、経営企画部システム課の皆様に伺いました。

業務内容

多様な製品ラインナップを支えるデザイン課

当社は自社で企画した商品を海外の工場で生産し、ホームセンターや100円ショップ、ドラッグストア、ディスカウントショップ、総合スーパー、ECサイト、コンビニエンスストアなど、幅広い販売店へ卸している輸入商社です。インテリア用品や園芸用品、生活雑貨などさまざまなアイテムを取り扱っています。

デザイン課では、自社開発する商品や、パッケージのデザインを手がけています。その他にも、店頭用の販促物や、展示会・商談会で使用するPOP、カタログなども制作しています。現在はデザイナーが10名、撮影担当が1名、校正担当が2名所属しています。

近年当社は、新たな分野としてライセンス商品の拡充を進めています。私たちも視野を広げるために市場視察の機会を増やし、新しいアイデアを生み出せるよう意識しています。

導入経緯

外国語や長文の校正業務に多くの時間を費やしていた

デジタル校正ツールの導入を検討したきっかけは、商品パッケージや説明書の目視による校正に多くの時間を要していたことでした。特に大変だったのが、多言語で記載されたパッケージの校正です。

日本語、英語、ポルトガル語が1つのパッケージに記載されている商品もあり、校正に丸1日かかることがありました。英語であればまだ単語として認識しながら照らし合わせできますが、ポルトガル語となるとそれが難しいため、一文字ずつ絵を見るような感覚で確認しており、集中力を要する作業でした。

また、日本語のみのアイテムでも、文章量が多ければ相応の時間がかかります。例えばレジャー用品や電気製品では、使用上の注意やお手入れ方法などが記載された取扱説明書の校正もあり、数ページに及ぶこともあります。

万が一ミスが発生すると、修正用シールを作成し、商品に貼り付ける対応が必要です。場合によっては、商品の販売中止や回収につながる可能性もあります。

校正漏れを防ぐために、複数の担当が校正をしています。営業との打ち合わせを経てデザイン制作を進めた後、まず制作者が校正します。問題がなければ品質管理部による景品表示法のチェックへ進み、その後の文字校正で、制作者、営業、ほかのデザイナー、校正担当2名がそれぞれ確認しています。

外国語の校正にも活用できるフォルトファインダープロを導入

校正業務は大きく2種類あります。一つは、日本語のみのパッケージや取扱説明書の校正です。こちらはデザイナーが制作過程で原稿を修正するケースが多く、比較対象となる元原稿が残らない案件がほとんどです。もう一つは、外国語表記のパッケージの校正です。こちらは支給された元原稿と制作物を比較して校正しています。

外国語の校正に活用でき、原稿とレイアウト後の制作物を比較できるデザイン向けの校正ツールはなかなか見つかりませんでした。そこで、いつもお世話になっているTooに相談したところ、フォルトファインダープロを提案してもらいました。元原稿と制作物を正確に比較できる点や、AIOCRをオプションとして追加することで当社の場合は外国語にも活用できたことから、まずは外国語パッケージの校正業務の効率化を目指して導入することにしました。

導入効果

検証段階で校正時間の約30%を削減。心理的な負担からも解放された

導入してみると、フォルトファインダープロで1回検査をするだけで、原稿とデザインデータの差分が自動で検出されることに驚きました。現在は検証をしている最中で、初稿は目視で、入稿前の校正にフォルトファインダープロを使用して、作業時間の比較をしています。まだ一部のアイテムでしか試していませんが、それぞれの校正にかかる時間を比較すると、約30%の削減効果が出ています。

これまで外国語の校正は、負担の多さから覚悟を決めて作業に臨むほど負荷を感じていましたが、そうしたプレッシャーから解放されました。デジタル校正ツールの使用は初めてですが、アイコンが直感的にわかりやすく、操作に迷わず使用できています。

今後検証が進めば、初稿段階でもフォルトファインダープロを活用できるようになります。これにより、現在初稿を校正してくれている営業など、他部門の負担も軽減できるのではないかと期待しています。

精度の高い検査結果によって校正の工程をさらに効率化

他にも、一部分のみ表記を変更したパッケージの校正にも活用しています。これまでは修正箇所が1つだけであっても、他の部分に意図しない変更が加わっている可能性を踏まえて、表示全体を目視で確認していました。長時間取り組んでいると、いまどこを読んでいるのか分からなくなることもあり、集中力が必要でした。フォルトファインダープロを使えば短時間で全体を比較できるため、こうした負担は大きく減りました。

現状も最後の砦として、最終チェックの段階で、校正担当による目視での一言一句の確認を並行しています。ただしフォルトファインダープロで確認済みの部分は、すべてを目視で確認しなくても良い運用へ変更しました。

また、展開すると扇型や円形になる変形のパッケージも検査できるので、今後は特殊形状のパッケージにも活用できそうです。

これから

校正業務のデジタル化を進めデザイン業務にさらに専念する時間を創出

フォルトファインダープロ導入にあたってTooは、製品や操作方法に関する事前の説明、導入時のフォローも丁寧で、安心して検討を進めることができました。

今後は、すべての商品における校正業務のデジタル化を進めていくことが目標です。社内特有のルールや法令部分への対応も含め、より効率的に対応できる仕組みを探したいです。

校正業務に多くの時間を割いていた分、その時間をデザイン業務に充てられるようになることが理想です。特に、売れるパッケージを作ってほしいという社内からの要望も増えているため、企画・デザイン面の強化に注力できる環境をつくっていきたいです。

株式会社武田コーポレーション

経営理念として掲げる「世界のいいもの 日本へ 貿易を通じ感動と笑顔ある豊かな社会の実現に貢献します。」の実現に向けて、働き方改革を推進し、お客様と仕入先様をつなげています。顧客利益のさらなる確保と多様な顧客ニーズへ対応することで、地域経済の発展に寄与し、自社商品やメディアを通じて、感動と笑顔ある豊かな社会の実現に努めます。
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※記載の内容は2026年8月現在のものです。内容は予告無く変更になる場合がございます。